一日に〇〇時間寝ないとやばい。論文からわかった真実

論文

コンサルの仕事が忙しすぎて睡眠時間が足りていないなと思う、今日この頃。
ただ、周りの人からは
・ショートスリーパーもいい
・1日9時間は寝ないといけない
なんて、意見もあり、正しい結論はわかりません。

そこで、最適な睡眠時間を求めて海外論文を漁ってみました。

今回紹介するのはこんな論文。イギリスのウォーリック大学の睡眠に関する論文です。「Cappuccio FP, D’Elia L, Strazzullo P, Miller MA. Sleep duration and all-cause mortality: a systematic review and meta-analysis of prospective studies. Sleep. 2010;33(5):585-592.」

内容を質問形式で要約してみました。

Aさん:この論文はどんな内容なんですか?

博士:この論文は、睡眠時間が健康に与える影響について調べたものです。たくさんの研究を調べた結果、睡眠時間が短い人ほど、死亡率が高くなる傾向があることが示されました。また、長時間寝ることも健康に影響を与えることが分かりました。

Aさん:なぜ睡眠時間が健康に影響するの?

博士:睡眠は、私たちが健康に生きるために必要なリフレッシュと回復の時間です。睡眠不足や過剰な睡眠は、私たちの体に悪影響を与える可能性があります。また、睡眠が不十分な人は、ストレスや不安、心身の疲れなどの症状にも苦しむことが多いです。

Aさん:どのくらい寝たらいいんですか?

博士:適切な睡眠時間は、人によって異なりますが、大人は1日に7~9時間、子供は1日に9~11時間が推奨されます。睡眠時間を確保することは、私たちの健康にとってとても重要ですので、ぜひ心がけてください。

つまりは7〜9時間の睡眠が必要ということですね。仕事が忙しくてもきちんとした睡眠は必要なようです。

その他関係ありそうな論文は

Hirshkowitz M, Whiton K, Albert SM, et al. National Sleep Foundation’s sleep time duration recommendations: methodology and results summary. Sleep Health. 2015;1(1):40-43.
この論文は、アメリカ国立睡眠財団が推奨する睡眠時間に関する研究の方法論と結果をまとめたものです。研究によると、成人は1日に7〜9時間の睡眠が推奨されています。

Watson NF, Badr MS, Belenky G, et al. Recommended amount of sleep for a healthy adult: a joint consensus statement of the American Academy of Sleep Medicine and Sleep Research Society. Sleep. 2015;38(6):843-844.
この論文は、アメリカ睡眠医学会と睡眠研究学会が共同で発表した、成人における健康的な睡眠時間の共同合意声明です。この声明では、成人は1日に7時間以上、9時間以下の睡眠を受けることが推奨されています。

Cappuccio FP, D'Elia L, Strazzullo P, Miller MA. Sleep duration and all-cause mortality: a systematic review and meta-analysis of prospective studies. Sleep. 2010;33(5):585-592.
この論文は、睡眠時間と死亡率の関係を調べたメタ分析です。研究によると、長期間にわたって睡眠時間が短い人は、死亡率が高くなる傾向があることが示されています。

Buysse DJ, Reynolds CF 3rd, Monk TH, Berman SR, Kupfer DJ. The Pittsburgh Sleep Quality Index: a new instrument for psychiatric practice and research. Psychiatry Res. 1989;28(2):193-213.
この論文は、睡眠の質を評価するために開発された「ピッツバーグ睡眠質問紙」について説明しています。この質問紙は、睡眠の質を様々な観点から評価することができるため、臨床的な評価に有用です。

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